藍染染料としてなじみのある藍ですが、中国最古の薬物書『神農本草経』にもその用途が記され、古来より上薬として親しまれていました。また日本でも、江戸時代には藍商人たちは長旅の「お守り薬」として懐に入れて持ち歩いていたと言われています。『食用藍』の研究により、藍に含まれる機能性成分は、 体脂肪の減少、血清中性脂肪、血糖値の抑制に関与していることも解明されています。 藍は生活習慣病予防、あるいは改善に効果的であるといえます。
約2000年前の中国最古の薬物書『神農本草経』には、藍の薬効について記述があります。 薬効の強さで下薬(げやく)、中薬(ちゅうやく)、上薬(じょうやく)と分類されており、それぞれ125、120、120種類あるのですが、 藍は「上薬」のひとつに分類されています。
その効能については、 藍葉(葉):肋膜炎、月経不順、便秘に効果あり 藍実(種):解毒、解熱、腹痛に効果あり という記載を確認できます。
『含藍植物』は「堆肥系」「沈澱系」と、大きく2系統に分かれます。
( *本サイトで表記する藍のデータはすべてタデアイ(Polygonum tinctorium Lour)の分析結果です )
藍(タデアイ Polygonum tinctorium Lour)は、葉、実、根などが生薬として使われ、さまざまな薬効が伝えられています。
抗炎症、抗酸化などの作用が確認されています。
機能性・安全性
藍(タデアイ Polygonum tinctorium Lour)は厚生労働省より食用と認定されており安全な食材です。 タデアイの成分のなかで特に注目したいのは、ポリフェノールの 「トリプタンスリン」「ケンフェロール」「インディルピン」。 私たちは、これらの成分についてラットで機能性と安全性を確認後、ヒト介入試験を実施。 体重減少、体脂肪率の減少などさまざまな機能性が確認されました。
cooking
藍は普段の食事に取り入れて美味しくいただけます。