5月中旬に、リフレッシュのため東京に行きました。
歌舞伎座では例年5月は團菊祭が行われておりますが、今年は八代目菊五郎、またその長男、六代目菊之助の襲名披露がありました。
昼の部、夜の部ともに観劇しましたが、客席は満員でいつもより華やかな雰囲気でした。
歌舞伎観劇を始めて60年、多くの役者の襲名披露を観てきました。
中学1年生の時に初めて歌舞伎に触れたのが国立劇場(東京都千代田区隼町)です。入口を入るとロビ―中央に六代目菊五郎の『鏡獅子像』があり、歌舞伎の独特な雰囲気を感じながら劇場内に入るのが好きでした。国立劇場ができたころ、七代目菊五郎が菊之助時代(1966年)、NHKの大河ドラマで『源義経』を演じていましたが、その時からのファンです。ということで、この60年間で八代目菊五郎(七代目菊五郎の長男)、六代目菊之助(八代目菊五郎の長男、12歳)の襲名披露をみることができたのはとても感慨深いです。
また團菊祭ですから、十三代目團十郎も出演しており、その長男八代目新之助(12歳)の成長ぶりも見届けることができました。あと何年間、歌舞伎役者の襲名披露をみることができるのか分かりませんが、八代目新之助が十二代目海老蔵となる頃まで元気でいたいと思っています。400年余りも続く歌舞伎の長い歴史の中で、役者の名前と芸が代々引き継がれているのは素晴らしいことと感じています。
HPに示すように藍の歴史は歌舞伎よりも古く、当初は漢方薬として広まり、その後藍染、そして食用藍へと発展しましたが、それぞれの魅力を再認識した次第です。
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